5月30日(月)におやこ心理相談室主催の第4回コミュニケーションスキルをやりました。
今回で4回目を数えるこのイベントは、子ども達の成長をこころの側面からサポートするために、
臨床心理士である私の夫に講師をお願いして開催しています。
今回は“自分と人とは違う”をテーマに、自分を感じ、他人を感じることを体験しました。
同じものを見ても、自分の感じ方と他人の感じ方が違うこと、自分では思いつかなかったことを他の人が思いついたり、自分と人とは違うことを体で感じました。
「島を作ろう!」というワークでは、4人のグループで自分たちの住みたい島を作りました。こちらからの指示は最低限にして、ペンの色について話し合ったり、描きたいものを自分で決めたりと、自由な環境の中で、お友達とも関わらなくてはなりません。楽しんで描いている子もいれば、なかなかペンが走らない子もいたり、それぞれに感じた事があったと思います。
日頃の集団生活の中では、みんなと同じように何でもできることが求められますが、実際は自分と同じ人なんていないこと、他人と同じを目指すと最終的には自分が苦しくなってくること、を文昭先生が教えてくれました。
他人と同じを目指しすぎるところに劣等感や排他的な感情、更には「いじめ」が生まれてきます。“自分と他人が違うこと”を受け入れることは、自分も他人も認めることにつながり、許容力のある人間性を育みます。
私たち親も、自分と子どもが違うことを再認識する必要がありますね。
どんな関係でも、自分と相手が違うことに気付くことがスタートになるのかもしれませんね。
休みもなく全員参加してくれて、私も嬉しかったです。たくさんのご参加ありがとうございました。
ご家庭でも感想を話し合ってみてください。
ご理解とご協力、本当にありがとうございました。