先日のレッスンで、今までに習った英単語のいくつかを実際に体験してもらうゲームをやりました。
“Guess what in the box? 箱の中身はなんだろな？”ゲームです。
箱の中に手を入れて、触りながら中にある物を当てるという、ゲームです。大人にとっては馴染みのあるゲームですが、子ども達にはとても新鮮だったようで、実際に生の果物や野菜が出てくると、歓声が上がり、目がキラキラしていました。
実はこのゲームは目を使うと、まったく面白くないのです。手・耳・たまに匂いなど、目以外の部位を研ぎ澄ます事で初めて面白くなるのです。
日常生活の中で、ほとんどの情報が目（視覚）を通して入ってきます。今回、子ども達には感覚器官は目だけではなく、手・耳・口・鼻といろいろなところがあることを知ってもらいました。日頃は気付かないけれど、体はいろいろな場所を使って、いろいろな情報を吸収していることを体感してもらいました。また、楽しみながら体で覚えた記憶はなかなか忘れられない記憶になるのではないか、と思います。
たくさんの感覚器官を敏感にする事で、目で見えることが全てだと思わず、心や直感にも耳を傾け、豊かな感受性と想像力を育んでいきたいと思います。
私たち親も子どもと接するときに、一聞き、一見した事が全てだとは思わず、根気よく話を聞いたり、体に直接触れてみたり、たくさんの事をしますよね。それで、お互いの意志疎通ができ、絆が構築されていきます。
目で見える世界の少し奥を想像する。子育てもそんな感じですよね（＾＾）
