子ども達はなぜ勉強しなければならないのでしょうか?
いろんな家庭を見ていて、「勉強しなさい!」と言われて仕方なくやる、というケースが多いようですが、親である私たちが、そもそもなぜ勉強が必要なのかを考えたことありますか?
勉強を自分からする子としない子の違いがどうやらそこら辺の理解度に隠れているような気がします。
学校でもこんな基本的な説明をしてくれるとやる気が出る子がもっと増えるような気がしますが・・・。
子ども達の頭の中は可能性でいっぱいですよね。これから何だって出来るし、何にだってなれる!
勉強というのは、いわば頭の使い方の練習だと、どこかで誰かが言っていましたが、その通りだと思います。
大人になっても、どんな仕事をしても、毎日頭を使いますよね。家事だってそう。料理だって、頭を使ってやっています。メニューを決めたり、段取りを決めたり、盛り付けだって、いかにキレイにおいしそうに見せるか、頭を使ってやります。
大人って子どもの頃よりはるかにたくさんのことを考えます。
大人になってから使う、考える力を養うのが学生時代の勉強なのだというわけです。
これを例えるなら、車です。子ども達はみんなもともとすごい高いスペックの素晴らしい車を持っているのです。でも、車は持っているだけでは乗れません。車に乗るには必要なものがありますよね?そう!免許です。勉強をするというのは、車の免許を取るということと似ています。
教習所では、車の知識、運転の方法、交通ルールなどたくさんのことを学び、免許を取ります。学校での勉強は、まさにそれと同じで、持っている車をいかに乗りこなすか(=自分の能力をいかに使いこなすか)、また、将来どんな車に乗るか(=どんな仕事に就くか)、などを決めるための大事なステップだと思います。一見どう考えても将来必要なさそうな学問も、頭のほかのパーツ(=車の中のパーツ)を使う方法を教えてくれているのです。そして、それをプロにしている人もいるんです。
ここまで何度か説明して子ども達も理解して、勉強することが自分に必要なんだと思えたらラッキーです。
あとは自己責任ですから。
多少こすったり、道を踏み外したり、は当然あることなので、小さなミスは大目に見てあげてください。まだ初心者マークも程遠いんですから!!