ほめる。

“子どもをほめる”ってなかなか難しいですよね。

子どものことをほめてますか?

いつもほめてると思っている方も、ほめるってどうやるの?って尋ねられると、どう答えますか?

私は、よくレッスン終わりに、「~ちゃん今日よく頑張ったのでほめてあげてくださいね。」とお母さんに声掛けをするので、ちょっとほめるについて、考えてみました。

 

いい子だね。えらいね。すごいね。先生にほめられて良かったね。宿題ができたら、いい子よ。100点を取ったら、遊園地に連れて行ってあげるわ。かけっこで一番になったら、好きなゲームを買ってあげる!

どれもよく聞くフレーズですが、本当にこれらの言葉がほめていることになるのでしょうか?ほめられている感覚を子ども達に与えているのでしょうか?

 

 

私が思うほめるときに一番大事なことは、親の感情が入っていることです。オーバーアクションでもいいくらいです。そして、できるだけ具体的であること

 

すっごーい!超がんばったじゃん!!こんなにできるなんて、ママ全然知らなかった!!

あなたが困っているお友達を助けてあげたって、先生に聞いて、お母さん本当にうれしい。勇気を出して行動できて、本当にえらいと思うわ。

今日はお手伝いしてくれて、ありがとう。あなたのおかげで家がきれいになったわ。お母さん忙しかったから、とても助かったー!

80点も取るなんてすごいじゃない!ふむふむ、次は見直しをしてみたら、間違いに気付くかもね?でも、自分なりによく頑張ったぞ!!

 

あくまでも、個人的な意見ですが、子ども達はまだコミュニケーション能力が大人ほどないので、一番伝わりやすいのは、親の感情だと思います。そして、何についてほめられているのかをできるだけ具体的に伝えることも大事です。親が感情を表すのが上手い・下手は関係ないのです。子ども達は日々お父さん・お母さんにほめてもらいたい、受け入れてもらいたくて仕方ないのです。その気持ちをくんで、些細なことでもたくさんほめてあげてください。ほめられた経験が心に栄養を与え、自尊心を育み、“これでいいか。自分もまあまあやるじゃん。”と思えるようになるのです。そう思えたときに、初めて子どもが落ち着いて自分の力を発揮してきます。

いつもいつも上手い具合にほめられなくても、ここだけはしっかりやってほしいとき、これだけは伸びて欲しいとき、というポイントでしっかりほめるだけでも良い変化が見られると思います。

子どものことやご主人のことをたくさんほめると、ブーメランの法則(コミュニケーションスキル参照)で、最終的には自分にもたくさん返ってきますよ!

 

パパもママもいつもあなたのことを見ているよ。大好きだよ!!   これに尽きます。

homeru